安政七年。泉州貝塚の地で百六十年 六代続く想い

江戸末期の安政七年(1860年)より泉州貝塚の土を代々耕し、まじめにコツコツと土作りを続けてきました。

代々継ぎ足されてきた農家の秘伝のタレ(数種類の植物からとる活性液)それぞれの野菜にあう独自の肥料の配合を受け継ぎ、日々新しいものを生みす、日々変わる天候、新たな技術・理論への興味と感謝・先祖代々の技術と集合知への経緯と感謝を忘れない温故知新の想いを大切にしています。

川﨑農園の野菜は市場や農協等にはほどんど出荷しておりません。

 主に食を扱う飲食店様・小売店様・個人のお客様にお野菜を出荷しており、お客様と私たち作りての、直接なコミュニケーションを大切にし『』に対するお客様の声、また私たちの想い情報をお伝えしていきたいからです。

 また、お客様からもう少し早い時期に泉州水なう等のお野菜を出しほしいと言うお声を頂くことがありますが、おいしいお野菜を最高の状態で食べて頂きたいと言う想いから、川﨑農園では、一貫ちして重油や灯油等を使った暖房機などは導入せずに、季節ごとの気温・湿度に合わせて植物ホルモンバランスを調整し自然の恵みを十分に受けた旬のおいしいお野菜を作り出しております。

 先祖代々からの土に対する想いと『自然の恵みに感謝し、おいしいお野菜を育てる』と言う想いを現在でも大切に受け継いでいるからです。

私達は代々耕してきた農地の地質を知り土質に最も適した、泉州水なす・さつまいも・ほうれん草・小松菜・サラダ水菜を栽培しています。

子どもたちの笑顔を絶やさない、それが川崎農園の想いです。

川崎農園の系譜

 川﨑農園の初代 川﨑 彦九郎は天保14年に大阪泉州で代々続く農家の二男として生まれました。

その後二男の彦九郎は分家として川﨑農園の姓を受け継ぎ、本家は企業へ進出し、田畑は分家である彦九郎が受け継ぎました。

そして、本家とは同じ町内で150年たった現在でも繋がりがあります。

実は、川﨑農園ある、大阪泉州の貝塚市小瀬町では川﨑と言う苗字が多く、それぞれ屋号名があり、私の家は初代の名から彦九郎(ヒコクロウ)と言う屋号名で呼ばれています。

そして本家とは150年たった現在でも繋がりがあります。

川﨑農園の園主にはそれぞれ得意分野があります。

六代目の私は主に発酵と微生物培養が得意にしており、食品から培養する、納豆菌・酵母菌・乳酸菌が特区異分野で、年間微生物を900回ほど培養しています。

微生物技術は、土作りだけではなく、漬物の発酵にも生かされています。

川崎農法

川﨑農法はいつも新しい自然農法

安政七年から培ってきた数多くの経験値と、最先端の農業知識とを鑑みて最善の環境と栄養で健全な植物をそたてる、川崎農園ならではの農法です。

伝統に最先端の農業知識を日々学びながら4種の農法を合わせ、自らの研究を重ねた農法が川崎農法です。

1.伝統的に受け継ぐ農法

2.有機農法(自然形態の法則を基に植物が健康に育つ為の理論)

3.自然農法

4.バイオスティンミュラント

公的認証

安心安全への取り組み

【大阪府】『大阪版食の安全安心認証制度』の認証を習得

大阪府の農家で川﨑農園が認証の第1号です。

大阪府環境農林水産総合研究所が支援する大阪産(もん)の6次産業化取り組みの中で初の認証習得です。

同認証制度は、大阪府が食の安心・安全に取り組んでいるもので、2017年10月からHACCPの考え方を取り入れて、新たな認証基準に基づく制度としてスタートを切りました。
川﨑農園の認証も、この基準に沿ったものです。

川﨑農園の証です

大阪府食の安全安心推進条例(平成19年大阪府条例第7号)第18条に基づき、府、事業者及び府民の相互理解と協力の下、食の安全安心の確保に関し特に優れた取組をした者を広く顕彰することにより、食の安全安心の取組を活性化することを目的としています。この顕彰制度は、「食の安全」に加えて「食の安心」という視点を盛り込み、食品等の生産から消費に至るすべての段階で食の安全安心を確保するという考えの下、様々な食の安全安心の確保に関する取組を行っている事業者や消費者を顕彰の対象としていることが特徴です。

消費者の皆様に安心して選んで頂ける、川崎の証であり誇りでもあります。

【大阪府】『大阪安心ブランド』の認証を習得

特別栽培認証(エコ栽培)

『大阪エコ農産物』は、農薬や化学肥料の使用を通常の半分以下に抑えて栽培された大阪府が認証するの農産物です。
エコ農産物を栽培している田んぼや畑では、化学成分農薬や化学肥料の使用を減らす為に、様々な工夫をしています。
川﨑農園では、化学肥料を一切使わず製造証明書を提示できる有機肥料のみを使用しています。
より安全で皆様の環境にも配慮した農産物をお届けするために、私たち農家が手間暇と工夫をして栽培しています。

【大阪府】『なにわの伝統野菜認証制度』の認証を習得

泉州水なす なんば葱 貝塚極早生玉ねぎ

古くから府内で生産され、大阪の農業と食文化を支えてきた歴史、伝統をもつ独特の野菜を『なにわの伝統野菜』として認証することで、伝統野菜を府民にお届けし、地産地消を進め、伝統のある大阪を支えてきた野菜を普及を目的とした制度です。
川﨑農園は、泉州水なす・なんば葱・貝塚極早生玉ねぎの3種類を栽培していおり、より美味しく・栄養価の高い伝統野菜を栽培するために、地域に生息している植物を独自の技術で肥料化して栽培しています。

おおさか生物多様性応援宣言

川﨑農園のおおさか生物多様性応援宣言

  • 圃場で使用する肥料による環境教育や生物多様性への研修
  • 緑肥やカバークロックを利用した環境保全型農業の実施
  • イベント(生き物調査を含む)の開催などにより、生物多様性の普及啓発
  • バイオ炭や未利用資源の活用による生物多様保全の実施

川崎農園では4つの項目を掲げ地域の資源を有効活用しながら生物多様性の重要性を発信していきたいと思っています。