泉州水なす

 

画像水茄子は生でも食べられます

水ナスは灰汁が少なく、皮が薄いので、一般的な茄子とは違い、生でも食べることができます。
絞ると水が出てくるほど水分が多く、皮も薄いので口に残らず、生のまま食べると、
「サクッ」「ジュワッ」と独特の食感があり、ほんのりと甘味もあります。
形はつるっとした卵型です。

 

画像大阪 泉州地域特産の茄子です

茄子は全国で作られていますが、水茄子は大阪南部の泉州地域の伝統野菜で、
主に岸和田、貝塚、熊取、泉佐野市が産地です。
泉州地区は、海と山に囲まれており、和泉山脈により雨雲や雪雲等が流れ、
比較的雨量が少なく気候が安定しており、海が近いこともあって空気中の水分量が多く、
地下水位が高い土地が多い事から泉州で独自の進化を遂げたと言われています。
茄子の皮の紫色はナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種。アントシアン系の色素で、
強い抗酸化力があります。
ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、眼精疲労にも効果があるといわれています。

水茄子大辞典

 

画像実は栽培が大変なんです

水茄子の皮は非常に薄く、ちょっとの刺激でも傷がついてしまうほど。

だから昔から一部の地域でしか消費されてきませんでした。
流通が発達していない時代は『大和川を越えず』と言う言葉があるくらい、鮮度が命の野菜です。

そして水茄子と書くように、みずみずしいのが特徴です。もちろんおいしい水がなければ、
おいしい水茄子はできません。

栄養状態は水なすの花を見ると不足しているかどうかが判断できます。

花の真ん中にある雌しべの部分(柱頭)が、雄しべ(花粉の部分)と、同じ高さかそれより
低くなると栄養が不足している状態だと知らせてくれているんです。

 

画像夏が旬!!だから寒いのは苦手なんです…

水なすは寒さに弱い野菜で、冷えてしまうと実をつけなかったり、
筋が入った実ができたりしますが、本来の葉は緑色なのですが、それが紫色になると、
「あ、寒いんだな」とわかるんです。
保存する際には、冷やしすぎに注意してください。
あまり冷蔵庫に長時間いれてしまうと、せっかくのみずみずしい茄子も、硬く締まってしまいます。
水茄子を選ぶ際には、ヘタのトゲがピンと立っているもの、触ると刺さるくらいのものが新鮮です。